旅行好きには天職?未経験でもツアーコンダクター(添乗員)になるには?

現在学生の人はもちろん、すでに社会人の人も旅行が好きという人は多いでしょう。国内のみならず、海外旅行も毎年行っている!なんて強者もいるかもしれませんね。
「将来、好きなことを仕事にしたい!」
と思っている人もたくさんいるでしょう。旅行好きにおすすめの仕事、それはずばりツアーコンダクターです。「ツアーコンダクター?それってどういう仕事なの?」と思った人のために、ここではツアーコンダクターについてくわしくご紹介します。
Contents
ツアーコンダクターとは
ツアーコンダクターというのは、添乗員のことです。団体旅行などに同行し、ホテルの手続きやコース設定などを行います。旅行の円滑な運営を図る人ですね。団体旅行のまとめ役、といったところでしょうか。
旅行代理店に就職するか、ツアーコンダクター専門の派遣会社に登録することで、ツアーコンダクターとして働くことができます。大手の旅行代理店以外は、学歴を問われることはほとんどありません。実際には四年制大学や観光系の専門学校を卒業して就職する人が多いのですが、高卒やまったくの異業種からの転職も多いです。
ツアーコンダクターになるにはどうしたらいい?
では、「ツアーコンダクターになりたい!」と思ったら、どうすればいいのでしょうか。ツアーコンダクターとして働くためには、旅行会社または専門の派遣会社に所属しましょう。旅行会社は主に正社員、派遣会社は当然派遣社員になります。
就職、または派遣会社に登録したからといって、すぐにツアーコンダクターとして働けるわけではありません。ツアーコンダクターとして旅行に同行するためには、旅程管理主任者という資格を取らなければなりません。資格については次の項目でくわしく説明しますね。
ツアーコンダクターに求められることは、次の3つです。
・ツアー客をまとめる統率力
・あらゆるトラブルに対応する冷静さ
・24時間ハードな仕事に耐える、旅行が好きという気持ち
なんといっても、旅行が好きという気持ちは欠かせません。好きという気持ちがなければ、ツアーコンダクターというハードな仕事には耐えられないでしょう。
ツアーコンダクターに必要な資格
旅行会社や派遣会社に所属するために、特別な資格は必要ありません。これといった知識がなくても、就職することは可能なのです。
しかし、働くためには資格が必要です。ツアーコンダクターに必要な資格は、旅程管理主任者といいます。旅程管理主任者の資格は、2つに分けることができます。
・総合旅程管理主任者
・国内旅程管理主任者
総合旅程管理主任者の資格を持っている人は、海外のツアーに同行することができますが、国内旅程管理主任者しかない人は海外旅行には同行できません。
この資格をとるためには、観光庁長官の登録を受けた機関が実施する研修を修了し、一定の実務経験を積む必要があります。つまり、旅行会社やツアーコンダクター専門の派遣会社に所属することが、旅程管理主任者資格取得への第一歩となる、ということです。
ツアーコンダクターの仕事内容は?
ツアーコンダクターは、ただ団体旅行に同行するだけではありません。そのツアーの案内役として、ツアー客が満足する旅行にしなければなりません。
同行するツアーが決定したら、まずは下調べを行います。ツアーの内容や現地について、必要なことを調べておきましょう。現地の知識がなければ、お客さまに楽しんでもらうことはできませんよね。そのあと、旅行会社の担当者と打ち合わせをし、スケジュールの詳細を確認します。
航空券やツアー客のリスト、必要な書類などをすべて確認しておきましょう。ツアースケジュールに観光やショッピングの時間がある場合、有名な観光地や有名なおみやげなどのアドバイスができるようにしておく必要があります。
そして、実際にツアーに同行し、案内役に徹しましょう。泊まりがけのプランの場合、ほとんど睡眠時間が確保できないほどハードスケジュールになることも少なくありません。
ツアーコンダクターの給料について
いくら好きなことを仕事にしたいと思っても、好きという気持ちだけでは生活することはできません。お給料がどのくらいもらえるのか、はとても気になるところですよね。
お給料については、旅行会社や派遣会社によって違いはあります。派遣会社の場合は、基本的には日当でのお給料になります。相場は、国内旅行で7,000円~12,000円ほど、海外で8,000円~25,000ほどとなっています。
新人の頃はお給料は安いですし、正直なところ安定して仕事があるとも限りません。特に海外のツアーパックの場合、現地でテロや災害などの危険があればツアーそのものが中止になることもあります。また、拘束時間が長くても短くても、お給料は日当なので変わりません。
ツアーコンダクターの年収は?
では、実際ツアーコンダクターの年収はどのくらいなのでしょう。働き方が正社員と派遣社員の2通りがあるわけですが、正社員でも年収300万円以下という人も少なくありません。
相場としては、300万円~400万円といったところでしょうか。長時間労働で体力も必要な仕事ですが、旅行業界の競争が激化し、給与水準は年々下がっているようです。
先ほどもお話ししましたが、ツアーコンダクターは基本日当なので、仕事のあるなしが年収にも大きく関わってきます。少しでも年収を上げるためには、海外旅行に同行できる総合旅程管理主任者の資格を取得すること、そして信頼できる派遣会社に登録することが大切です。
そこまでハードスケジュールではなくても、しっかりと仕事を与えてもらえるところでなければなりません。
ツアーコンダクターに英語は必須?
ツアーコンダクターと聞くと、「英語ができないとダメだよね?」と思う人が大半かと思います。国内旅行であれば、英語のできるできないはあまり関係ありません。では海外旅行に同行するためには英語は必須なのでしょうか?
もちろん、英語はできるに越したことはありません。英語は世界共通語ですから、できて損はないですよね。しかし、たとえ海外のツアーに同行することになっても、ツアー客というのは日本人です。現地の外国人スタッフとの挨拶程度の英語ができれば、とりあえず問題はないのです。現地でのやりとりは、現地のスタッフが応対してくれることが多いです。
とはいえ、海外メインのツアーコンダクターとして働きたいと思っているのなら、ある程度の英語力は必要だと言えそうです。
添乗員の派遣会社「旅行綜研」
旅行綜研という派遣会社は、資格取得に向けた研修制度から、万が一の保険などが揃っており、とても働きやすいと口コミでも評判の良い会社です。
全国9ヵ所(東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡、鹿児島、沖縄)で定期的に説明会が開かれています。説明会は頻繁に行っていますので、社会人の人でも参加しやすいというメリットがありますね。
ツアーコンダクターとして働きたいと思ったら、まずは旅行綜研の説明会に参加し、仕事内容やお給料面などについて話を聞いてみてはいかがでしょうか?
下記のサイトでも詳しく紹介しているので参考にしてみてくださいね。
まとめ
ツアーコンダクターについていろいろとご紹介してきました。いかがでしたか?ツアーコンダクターになるには、現時点で必要な資格はありません。高校を卒業している人なら、誰でもツアーコンダクターとして働くチャンスがあるということです。夢を叶えるために、1歩前に進んでみてくださいね。