食生活アドバイザーになるには?資格の取り方【女性の仕事図鑑】

「食」に関する資格というのはたくさんあります。調理師や栄養士などのメジャーなものから、最近では野菜ソムリエなども世間に広く浸透してきたように感じます。
そんな「食」に関するたくさんの資格の中から、ここでは食生活アドバイザーという資格に注目してみたいと思います。食生活アドバイザーとは、どのような資格なのでしょうか。くわしくご紹介します。
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食生活アドバイザーとは?
食生活アドバイザーという名前はここ数年で耳にする機会も増えましたが、どのような資格なのでしょうか。名前は知っていても、内容まで詳しくは分からないという人がほとんどかもしれませんね。
実は、食生活アドバイザーは私たちの生活ととても身近な資格です。食に関する資格の中でも、もっとも身近だと言っていいでしょう。食生活に関する幅広い知識を要する資格であり、日々の健康管理にも役立てることができます。
「食育」という言葉が広く浸透し始め、それに伴い食生活アドバイザーも注目され始めました。食生活アドバイザーは、「食育基本法」を中心に、食品に関する栄養や健康、食文化、衛生管理を始め、食の流通や消費生活までの知識が求められます。
食を扱う仕事で役立つことはもちろん、普段の生活でも役立つこと間違いなし!の資格なのです。特に現代は野菜不足や塩分過多など、食の乱れが目立ちます。食の乱れは生活習慣病の引き金にもなりますので、健康に生きるためにもおすすめの資格だと言えるでしょう。そのため、「仕事に使うから」といった理由がなくても、誰でも資格を取ることができますよ。
食生活アドバイザー2級とは?
食生活アドバイザーの資格には、3級と2級があります。2級を持っていれば、プロの資格と言えるでしょう。履歴書にも堂々と記入することができます。食生活アドバイザー3級は健康や栄養など身近なものが中心ですが、2級になるとビジネスの視点までもが要求されてきます。
「食を提供する立場」から見た食生活や、流通などの知識も得なければなりません。経費や経済、消費者問題までが出てきます。食生活アドバイザー2級を持っていれば、食を扱う仕事にも十分活かすことができるでしょう。
まずは3級を取得し、ステップアップとして2級を受けるという流れが一般的です。
食生活アドバイザー1級はない?
資格について、○級と表現されるものはたくさんあります。英語検定やファイナンシャルプランナーなども、○級と表現されますよね。食生活アドバイザーも同じです。3級、2級と難易度が高くなっていきます。では、食生活アドバイザー1級はあるのでしょうか。
どんなに調べてみても、食生活アドバイザー1級という資格は見当たりません。実は、食生活アドバイザーに現在あるのは3級と2級のみです。1級はありません。なぜ1級がないのかは分かりませんが、ないものはない、と言う以外にありませんね…。
ですので、食生活アドバイザーは2級がもっとも上であり、仕事に活かすのなら価値が高い資格だと言えます。「1級がないから良くない」ということは決してありませんので、プロの資格と呼ばれる食生活アドバイザー2級を目指していきましょう。
食生活アドバイザーの試験内容は?
では、食生活アドバイザーの試験にはどのような問題が出るのでしょうか。食生活といっても非常に幅広いので、やはり資格を取るためにはしっかりと勉強をしなければならないでしょう。
食生活アドバイザーの試験内容は、主に6つの項目に分けられます。
・栄養と健康(病気、ダイエットなど)
・食文化と食習慣(行事食、旬、マナーなど)
・食品学(生鮮食品、加工食品など)
・衛生管理(食中毒、予防など)
・食マーケット(流通、外食など)
・社会生活(経費経済、消費者問題など)
この6つの項目から出題されます。どのような形で試験問題が出されるのかは、過去問などを調べてみましょう。栄養と健康、食文化と食習慣などについては特別勉強をしなくても答えられるかもしれませんね。しかし勉強をしなくても分かることばかりではありませんから、やはりしっかりと勉強をしてから試験に臨むほうが無難でしょう。
食生活アドバイザーの難易度や合格率はどのくらい?
食生活アドバイザーの資格をとりたいと思ったとき、まず気になるのは難易度や合格率ですよね。あまりにも難しい資格だとしたら、やはり取るのをためらってしまいます。
結論から言いますと、食生活アドバイザーの資格試験の難易度は高くはありません。やややさしめといったところでしょうか。しっかり勉強をすれば、誰でも合格することができるでしょう。
食生活アドバイザーはその資格柄、一般の方の受験者も非常に多いです。食に関わる仕事に携わっている人ばかりではないのです。ただ、暗記の範囲は広めですから、しっかりと時間をかけて覚えましょう。
食生活アドバイザーの資格を独学で取るには?
食生活アドバイザーの資格を取る人の大半は、独学で勉強をしています。食に関する知識がまったくない人でも、1~3ヶ月ほど勉強をすれば受験できるくらいの知識は身に付くでしょう。そこまで勉強時間を要さないという点も、多くの人に人気がある理由なのかもしれませんね。
1から自分で勉強することも可能ですが、やはり確実に資格を取りたい!と思うのなら、通信講座を利用することをおすすめします。次の項目では、食生活アドバイザーの通信講座の1つユーキャンについてお話ししていきます。
ユーキャンの食生活アドバイザー講座とは?
通信教育のユーキャンは、多くの資格講座や趣味講座を設けています。もちろん、食生活アドバイザーの資格もありますよ。
ユーキャンの食生活アドバイザー講座は、標準勉強時間は4ヶ月、費用は39,000円となっています。ユーキャンの多くの講座の中でも比較的安く、チャレンジしやすい講座だといえます。
ユーキャン食生活アドバイザー講座では、メインテキスト2冊を使います。1日30分~の勉強で良いので、資格取得まで毎日続けましょう。ユーキャンの食生活アドバイザーのテキストは、3級と2級を一度に狙いたいという人におすすめの内容となっています。2級にしか出ない内容のところにはきちんとマークがされていますので、「まずは3級を…」と思う人も安心ですね。
ユーキャンのテキストは試験実施団体公認のものなので、その点でもおすすめ度は高いです。
また、食生活アドバイザー講座にはメインテキストの他にも、実践レシピがついています。テキストで学んだことを活かし、すぐに実践できるというのはとてもありがたいですね!
食生活アドバイザーの資格はどんな仕事に活かせるの?
食生活アドバイザーは普段の生活にも十分活かすことのできる資格です。しかし、資格というからには「仕事に活かしたい!」と思いますよね。食生活アドバイザーの資格は、どんな仕事に活かせるのでしょうか。
まずはスーパーや飲食店があげられます。旬の野菜のおいしい食べ方などの情報提供をするかとができますね。また、福祉や医療の現場でも食生活アドバイザーの資格を活かすことはできます。
たとえば疾病に合わせた健康管理や、高齢者向けの食事の提供の仕方などがあります。このように、食生活アドバイザーの資格は食に関わる仕事全般で役に立つといえます。履歴書に堂々と記入したいのなら、やはり2級を目指したいところですね。
まとめ
食生活アドバイザーの資格についてご紹介してきました。いかがでしたか?
食生活アドバイザーは、私たちの生活に非常に身近な資格だということが分かったと思います。食事をしない人などいませんから、やはり健康な生活を送るためにも食についての知識を身に付けておくことは良いことだと言えるでしょう。ぜひあなたも、食生活アドバイザーの資格にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。