お茶を飲むだけで痩せるらしい?簡単失敗なしの緑茶ダイエットとは

健康に良い飲み物として知られ、日本人には馴染み深い緑茶。実はこの緑茶が、健康だけでなくダイエットにも効果的だということをみなさんはご存じでしょうか。緑茶は日本茶とも呼ばれ、古くから愛されてきた飲み物の1つです。
ここでは、そんな緑茶を使ったダイエット方法をご紹介します。
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緑茶ダイエットとは?
今、世界にはたくさんのダイエット方法があります。きついけれどすぐに痩せられるものもあれば、時間をかけて健康的に痩せられるものまで様々です。緑茶ダイエットは、どちらかというと後者に該当するダイエット方法になります。
緑茶ダイエットは、緑茶に含まれる緑茶カテキンという成分の効果・効能を利用したダイエットです。緑茶を飲むことで、食べたものを脂肪にしにくくなるというのです。基本的には毎日の水分補給を緑茶に変えるだけという簡単なダイエットなので、面倒くさがりの人でも続けやすいダイエットだと言えるでしょう。
緑茶ダイエットは本当に効果があるのか
ダイエットをする上でもっとも気になること、それはやはり本当に効果があるのか、ということでしょう。効果のないダイエットを続けていても、時間の無駄でしかありません。
緑茶ダイエットは、短期間で体重を落とすタイプのダイエットではありません。緑茶カテキンの血糖値の上昇をゆるやかにするという働きにより、脂肪や糖の吸収を抑えることができるのです。同じものを食べていても、緑茶を飲むことで吸収されにくくなるんですね。
そのため、緑茶ダイエットには体脂肪を減らすという効果も期待できます。また、緑茶はカロリーがありませんから、普段砂糖入りのコーヒーやジュースなどを飲んでいる人が、それらの飲み物を緑茶にすれば、当然その分のカロリーを減らすことができます。
微々たるものだと思うかもしれませんが、塵も積もれば山となります。消費カロリーも、溜まればそれなりの量になるでしょう。
緑茶ダイエットはためしてガッテンで紹介された?
NHKの番組ためしてガッテンで、緑茶ダイエットが取り上げられたことがあります。ためしてガッテンといえば、健康に関する様々な情報を発信していることで知られていますよね。
ためしてガッテンでは、脂肪をつきにくくするというトクホの緑茶、ヘルシア緑茶の効果について検証していました。ヘルシア緑茶がなぜトクホに指定されているのかというと、それはカテキンの含有量にあります。ヘルシア緑茶1本350mlあたり、カテキンは540mgも含まれています。
そのため、脂肪をつきにくくする効果が高いと認められているのです。だいたいヘルシア緑茶を1日1本飲むと、50~100kcalほど消費カロリーが増えます。数字にしてみると大したことはないので、「トクホを飲んでいるから」と効果を過信していると、当然痩せることはできません。
ためしてガッテンの実験でも、トクホの効果を過信した人は逆に太ってしまい、トクホを生活改善のきっかけとして運動などを取り入れた人は、痩せることができていました。緑茶を飲んでいるから痩せるというより、緑茶を飲むことをきっかけに生活習慣を改善する必要があるようです。
緑茶ダイエットの方法は?
では、緑茶ダイエットはどのように行えばいいのでしょうか。急激に体重を落とすダイエットは体に負担がかかり、リバウンドのリスクも高くなります。しかし緩やかに体重を減らしていくダイエットは体への負担も少なく、リバウンドのリスクも少なくてすみます。
緑茶ダイエットでは、毎日500mgくらいのカテキンを摂取してください。だいたい湯のみ1杯の緑茶に含まれているカテキンは、50~100mgくらいだと言われています。
1日5~10杯程度緑茶を飲むだけでいいのです。毎日の食事の前後とおやつの時に飲めば、それだけで7杯になります。決して難しい量ではないでしょう。そんなに緑茶が飲めないという人は、先ほど紹介したトクホのヘルシア緑茶などを飲んでみるのもいいですね。
飲むだけでダイエットになるとはいえ、やはり効率的に痩せたいのなら適度な運動も取り入れるべきだといえます。特別な運動でなくてもかまわないので、少し歩く距離を増やすなどしてみてください。
緑茶ダイエットの口コミは?
では、実際に緑茶ダイエットを行った人の口コミをご紹介しましょう。どんなものがあるのでしょうか。
・一気に痩せることはない。
・緑茶を飲み始めてから、脂っこいものを食べても翌日体重が増えなくなった。
・ジュースなどを飲まなくなったので、結果として体重が減った。
・緑茶を飲むプラス運動をしたら少しずつ引き締まってきた。
など、口コミには様々なものがあります。何度も言いますが、緑茶ダイエットは緑茶を飲むだけですぐに痩せられるダイエットではありません。体質を変えて、太りにくくするダイエットです。
「飲むだけで痩せられる」と思っていると、当然「全然痩せない!効果が出ない」という結果になるでしょう。初めから、どのくらいのペースで体重が減っていくのかをある程度頭に入れておくといいと思います。
緑茶を飲むタイミングは?
緑茶ダイエットの効果をより高めるためには、やはり緑茶を飲むタイミングも重要です。緑茶に含まれるカテキンには血糖値の上昇を抑える効果があり、カフェインは脂肪の分解を促進する効果があります。そのことから、食事前、食事中、食事後、運動前、運動後に緑茶を飲むことをおすすめします。
このタイミングで緑茶を飲んでいれば、1日に必要なカテキンの量も満たすことができるでしょう。食事に合わせて飲めば血糖値の上昇を防ぐこと、すなわち食事の脂肪をつきにくくすることができます。一方運動に合わせて飲めば、脂肪の分解を効率よく行うことができますよ。
ペットボトルの緑茶でもダイエット効果は得られる?
いちいち急須で緑茶を煎れるのが面倒だという人は、ペットボトルで売られている緑茶を飲むという方法もあります。今ではペットボトルの緑茶も多くのメーカーから販売されていて、種類を選べるようになりました。普通のお茶で人気があるのは、おーいお茶、綾鷹、伊右衛門あたりでしょうか。どれも緑茶の風味や渋味を味わうことができます。
よりダイエット効果を意識したいのなら、濃いめ、または高濃度などと記載されたものを選ぶといいでしょう。これらはカテキンの量が多いため、薄めのお茶よりダイエット効果を得ることができます。スーパーやドラッグストアで売られているヘルシア緑茶は、一般的なペットボトルのお茶と比べて明らかにカテキン量が多いですよ。
緑茶は飲みすぎても良くない?
緑茶を飲みすぎると、リスクがあると言われています。具体的にはどのようなリスクなのでしょうか。緑茶に含まれるカテキンは、過剰摂取すると胃痛を引き起こすことがありますし、タンニンは鉄分の吸収を妨げるため、貧血を悪化させることがあります。また、シュウ酸も過剰摂取すると尿路結石の原因となります。
とはいえ、緑茶に含まれるタンニンやシュウ酸の量はそこまで多くはないので、緑茶ダイエットを行うくらいの量なら問題はありません。カフェインも摂りすぎると中毒症状が出ることがありますが、緑茶ダイエットを行うくらいの量なら問題ないでしょう。
まとめ
緑茶ダイエットについてご紹介してきました。いかがでしたか?
緑茶は飲むだけでダイエットになる、とても素晴らしいものです。健康のために緑茶を飲んでいる人もいると思いますが、ぜひ緑茶を飲むことをきっかけに生活習慣の改善を試みてみてはいかがでしょうか。