彼氏に依存しすぎて嫌われてしまう…恋愛依存症によくある特徴とは?

恋愛依存症という言葉を聞いたことがありますか?今、世の中には○○依存症という言葉がたくさんあります。アルコール依存症、薬物依存症、女性ならダイエット依存症というのも聞いたことがあるのではないでしょうか。アルコールは体に良くないと分かっているのに止められない。常にダイエットをしていないと不安、太るのが不安だという人たちはたくさんいますよね。
このような様々な依存症と同じような意味合いで、恋愛依存症という言葉があります。自分では気付いていないだけで、実は恋愛依存症の人は年々増えているそうです。ここでは、そんな恋愛依存症について原因や対策をご紹介します。
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恋愛依存症とは?
ではまず、恋愛依存症とはどのようなことを言うのか、というところからお話ししていきましょう。簡単にいうと、恋愛依存症とは恋愛から抜け出せない性質のことをいいます。パートナーに尽くすタイプもいれば、逆にパートナーを傷付けてしまうタイプの人もいます。どのような形で現れるかは様々なのです。
よく「恋愛依存症の人って常に男をとっかえひっかえしている」と思われがちですが、恋愛の回数は必ずしも恋愛依存症とイコールではありません。
・幸せなはずなのに常に不安
・相手の行動や考えをすべて把握していたい
・恋愛そのものやパートナーに執拗に執着している
・あなたがいないと生きていけないと思う
このような考えは、みな恋愛依存症の症状だと言われています。
恋愛依存症の原因は?
恋愛依存症は、必ずしも自分で気付いているとは限りません。誰かに指摘されて初めて気付くことも多いものです。そんな恋愛依存症に陥ってしまう原因とは一体何なのでしょうか。
・心のぽっかり空いた虚無感や寂しさ
・父親の暴力やDV、虐待
・両親の不仲
このようなことが原因として考えられています。多くは幼少期の家庭環境が影響しているそうです。「いい子でいないと捨てられてしまう」という不安を小さい頃に感じていた人は、恋愛においても「捨てられるのではないか」「嫌われたくない」という思いが働いてしまうのです。
恋愛依存症の人にありがちな特徴とは?
恋愛依存症は幼少期の環境が少なからず影響しているという話をしましたが、幼少期に目一杯の愛情を受けて幸せに暮らしていた人でも、恋愛依存症になることはあります。むしろ、恋愛依存症は誰でもなることがあるのです。
たとえばアルコールや薬物は、世間のイメージもあまりいいものではありません。しかし恋愛は、嫌われているどころか推奨されているところもありますよね。そのことから、恋愛に対する拒否感を持っている人はいません。つまり、誰でもなる可能性があるのです。
そんな恋愛依存症になりやすい人、ありがちな特徴をご紹介します。
・自分に自信がない
・いつでも否定的である
・頼られると全力で応えようとする
・頼られるのが好き
・常にドキドキやときめきを感じていたい
・自分より相手を優先する
一言でいうと、自立できていない女性ということです。頼られることに生きがいを感じているので、自分のことを後回しにしてでも他人のことを優先してしまう傾向にあります。そして自分に自信がないので、常に不安に襲われているのです。「○○をしないと彼に嫌われる」という思いがあるので、モラハラなどの被害者になることも多いです。
恋愛依存症をチェックしてみよう!
何度かお話ししてきましたが、恋愛依存症というのは自分では気付いていないだけということもあります。「このくらいの不安や把握は許容範囲でしょ?」とあなたは思っていても、実はパートナーは辛く感じてしまっているかもしれません。
恋愛依存症のチェック方法は、インターネットにたくさんあります。イエスノークエスチョンで答えていくような形式のものが多いので、すぐに診断することができます。チェック内容の一部をご紹介しましょう。
・好きになると他のことが一切手につかない
・友達より彼氏が優先
・幸せなのに常に何かしらの不安がある
・用がなくても、毎日連絡をする
・嫌われたらどうしようと思う
このような項目をチェックしていくだけで、あなたが今の恋愛(パートナー)にどれだけ依存しているかということが分かります。自分を見つめ直すきっかけとしてもおすすめなので、一度やってみるといいと思います。
恋愛依存症の治し方
たとえばいつも「おまえの気持ちは重たいんだよ!」と彼氏にフラれてしまうなんて人もいると思います。そのたびに「どうして私はいつもこうなんだろう」と悩んでいる…。そんな人も少なくありません。
恋愛依存症はアルコール依存症などと同じ依存症ですから、一人で悩んでいても治るものではありません。きちんと治療を受けることをおすすめします。心の病気なので、薬はありません。恋愛依存症を治すためには、どうしたらいいのでしょうか。
・一人でいる時間を楽しむ
・自分を好きになる
・専門家の力を借りる
あなたは今の彼氏と出会う前、どんなふうに毎日を過ごしていましたか?おしゃれや読書、ハマっていた趣味などをもう一度行ってみましょう。「一人でも大丈夫。一人でも過ごせるんだ」と一人でいることに余裕を感じることから始めます。自分に自信を持つためにも、一人でいる時間を有効に使っていきましょう。どうすることもできないと思ったら、専門家の手を借りるのも1つの方法ですよ。
恋愛依存症を克服するには?
恋愛依存症の人に決定的に足りないのは、「自分は重要な人間だ」という肯定感です。恋愛依存症を克服するためには、「自分は必要な人間なんだ」と実感することが大切です。自分という人間を、しっかり認めてあげてください。あなたはあの人の彼女ではなく、あなたという一人の人間なのです。
恋愛依存症を克服したいのなら、まずは自分から彼に連絡をするのをやめましょう。たとえ留守電が入っていても、自分から電話をかけるのは控えます。今の彼と長続きさせたいと思うのなら、追う女より追わせる女になりましょう。
男(彼氏)が恋愛依存症の場合は?
一般的に、女性は恋愛依存症になりやすく、男性は回避依存症になりやすいと言われています。回避依存症というのは、深い関係になることを避ける人のことをいいます。深い関係になるのが怖く、距離をおいてしまうのです。
とはいえ、男性でも恋愛依存症になることはあります。男性が恋愛依存症になると、どんな行動に出るのでしょうか。
・連絡する頻度がとても多い
・SNSでネガティブな発言ばかりする
・なんでも彼女任せで自分がない
・好きなタイプは「自分を好きになってくれる人」である
恋愛依存症の女性は、彼のすべてを把握したいという行動にでることが多いです。一方男性の場合は、束縛に走ります。ものすごく頻繁に連絡をしてきたり、「何で電話にでないの?」「なんですぐに返事くれないの?」と言ってきたりします。かまってほしいという気持ちは、SNSのネガティブな発言にも現れています。
「俺なんか何をしてもダメだ」「彼女と喧嘩した、フラれるかも」などという発言は、ただ単に「大丈夫?」「どうしたの?」と声をかけてもらいたいだけなのです。
デートで行くお店や食べたいものも自分の意見を言わずに彼女任せにしたり、好きなタイプがないというのも男の恋愛依存症の特徴です。
彼氏がしつこくて…という人は、もしかしたら彼氏は恋愛依存症なのかもしれません。
恋愛依存症のためのカウンセリングとは
メンタルクリニックは敷居が高くて行きにくいというイメージがありますが、そんなことはありません。一人でひたすら悩んでいるのはいいことではありませんし、ストレスからさらに症状が悪化してしまうこともあるのです。
メンタルクリニックでのカウンセリングは、ただ単に愚痴を聞いてもらうくらいの気持ちで行けばいいのです。誰かに話を聞いてもらうだけで、気持ちは楽になるものですよ。
まとめ
恋愛依存症についていろいろとお話ししてきました。いかがでしたか?
もしかしたら自分にも当てはまるものがあったのではないでしょうか。彼との関係を長続きさせたいのなら、自分のこともきちんと大切にしてください。時間はかかるかもしれませんが、少しずつ改善していきましょう。