またニキビが…ニキビ顔の人が犯している間違ったスキンケアとは?

顔にニキビが出来るととても目立ちますし、気分まで憂鬱になりますよね。ニキビは思春期などの若い頃に出来るというイメージのある人もいると思います。しかし、ニキビは思春期特有のものではありません。現に、大人になってからニキビに悩まされている人はたくさんいるのです。
そこで今回はニキビの悩みを解消するために、ニキビに関する基礎知識についてまとめてみました!
Contents
顎・頬・おでこのニキビの原因は?
顎や頬、おでこなどの顔にニキビが出来てしまう原因とは、一体何なのでしょうか。
そもそもニキビが出来る原因は、毛穴に皮脂や汚れが詰まることです。毛穴の出口がふさがってしまうことが、ニキビにつながるのです。では、なぜ毛穴の出口がつまってしまうのでしょうか。その原因を見ていきましょう。
まず第一に考えられることは、乾燥です。若い頃に出来るニキビは皮脂の過剰分泌が原因ですが、大人になってからのニキビは乾燥が原因なのです。肌の内側は水分不足で乾燥しているのに、表面だけはべたついているため、ニキビができてしまいます。
内臓トラブルやホルモンの乱れが原因?
その他にも、顎・頬・おでこなどの顔に出来るニキビは、「内臓のトラブル」や「ホルモンバランスの乱れ」が原因として考えられています。特におでこは、前髪などが触れて刺激となりやすいので、ニキビが悪化しやすいと言われています。
内臓のトラブルとは、便秘や食べ過ぎによる胃腸のトラブルなどが上げられます。便秘になったらニキビが出来たという人や、暴飲暴食の翌日にニキビが出来たという経験のある人もいるのではないでしょうか。このように、顔に出来るニキビの原因はたくさんあるのです。
首や胸に出来るニキビの原因は?
ニキビは顔のみに出来るイメージがありますが、そんなことはありません。ニキビはからだの至るところに出来る可能性があります。特に首や胸は、実はニキビが出来やすいエリアでもあるのです。ニキビは、毛穴に皮脂や汚れなどが詰まることが原因で出来ます。
しかし、首や胸には皮脂腺はあまりありません。皮脂の分泌は限りなく少ないはずなのに、ニキビが出来やすいその理由とは、一体何なのでしょうか。
もちろん首や胸に出来るニキビは、顔に出来る思春期ニキビのように過剰な皮脂分泌が原因ではありません。一番に考えられる原因は、シャンプーの洗い残しや汗などです。ニキビの予防には、清潔にするということは欠かせません。
しかし清潔を意識するあまりシャンプーやボディソープが体に残ってしまったり、ごしごしとこするのは逆効果になってしまいます。しっかりと洗い流すことを意識しましょう。
紫外線が悪化させる?
また、首は紫外線対策を忘れがちな場所です。顔や腕、脚はきちんと日焼け止めを塗っても、首だけ忘れることはありませんか?紫外線を浴びると皮膚の角質層が厚くなり、ターンオーバーが乱れるためニキビが出来やすく、治りにくくなってしまいます。
ですから、首や胸に出来るニキビは清潔に保つこと、そして紫外線対策をしっかりとして予防していきましょう。もちろん外側からのケアだけではいけません。
ニキビを早く治すには?
「朝起きたら顔にポツリとニキビが出来てしまった。数日後にはデートがあるのにどうしよう!」と言った経験のある人もいるのではないでしょうか。人と会う予定のあるときに限って、ニキビが出来てしまったりしますよね。確かにニキビは放っておけばいずれ治るものです。
しかし、出来ることなら早くキレイに治したいものですよね。どうしたらニキビを早くキレイに治せるのでしょうか。ニキビを早く治すために最も重要なこと、それはさわらないということです。
ニキビが出来ると気になって、ついつい触ってしまいますよね。しかし、さわることで手についていた細菌などがニキビに入り、炎症を起こしてしまうこともあるのです。さわることで、ニキビが悪化してしまうのです。ですから、気になるとは思いますが、ニキビは触ってはいけません。
清潔にして、ストレスを発散させよう
そして、清潔を保つことを忘れてはいけません。洋服や枕カバー、メイクブラシなども清潔なものに変えましょう。
もちろんストレスをためないことも大切です。ニキビが出来たことを考えすぎていると、そのことが原因でニキビが治りにくくなってしまいます。難しいかもしれませんが、ニキビが出来たことを忘れて過ごしてみてください。
ターンオーバーを促進するために、保湿をしっかりと行い、なるべく早く寝るように心がけてくださいね。お肌のゴールデンタイムとも呼ばれている、夜10時から2時の間に寝ていることが理想です。睡眠は、最低でも毎日6時間はとるようにしましょう。
白ニキビの治し方とは?
白ニキビは、ニキビの中でも比較的症状の軽いもので、初期ニキビとも呼ばれています。いかに白ニキビのうちにニキビを治すかということが、ニキビ跡を残さずキレイにニキビを治すポイントになります。
症状が重くなってニキビがどんどん悪化していくと、治すのに時間もかかる上、ニキビ跡などのリスクも高くなります。では、どのようにしたら白ニキビをキレイに治せるのでしょうか。
実は白ニキビは、唯一「潰しても良いニキビ」と言われています。確かに正しいやり方で潰せば、悪化して赤ニキビになるのを防ぐことが出来ます。しかし、もし間違ったやり方で潰すと傷になったり、ニキビ跡として残ってしまうこともあるので、あまりおすすめは出来ません。
それよりも、正しいスキンケアを行いましょう。洗顔のしすぎ、こする、刺激の強いものはご法度です。スクラブなどは刺激が強すぎるので使用するのはやめましょう。おすすめは、余分な皮脂はしっかりと取り、なおかつ保湿力にすぐれているクレイ洗顔です。
皮脂は取り除きすぎてはダメ?
白ニキビの原因が皮脂だからといって、皮脂をすべて取り除いてはいけません。皮脂はお肌にとって必要なものでもあるのです。ですから、余分な皮脂だけを取ることが大切です。
普通、洗浄力と保湿力は相反するものです。しかし、クレイ洗顔はその両方を兼ね備えた洗顔料なのです。白ニキビを早くキレイに治したい!白ニキビを繰り返してしまうという人は、一度クレイ洗顔を試してみることをおすすめします。
赤ニキビの治し方とは?
赤ニキビは、ニキビの中でもかなり症状の重い状態のニキビです。医療上では、赤ニキビは「丘疹」と呼ばれています。炎症を起こしている、かなりひどい状態なので、痛みを伴うこともあります。出来れば赤ニキビになるまえに治したいものですが、赤ニキビになってしまったらどうしたら良いのでしょうか。
まず赤ニキビは、絶対に触ってはいけません。赤ニキビは既に炎症を起こしている状態なので、むやみに触ると皮膚の奥まで傷付けてしまいます。そうなると「ニキビ跡」として残ってしまうので、取り返しがつかなくなってしまいますよ。
赤ニキビはさわらない!潰さない!
赤ニキビになる前の白ニキビは潰すことも可能なのですが、赤ニキビは絶対に潰してはいけません!刺激を与えることも厳禁なので、肌にやさしい洗顔料をしっかりと泡立てて顔を洗うようにしてください。
決してこすらないように気を付けてくださいね。
そして、赤ニキビは既に炎症が起こっているニキビです。ですから、炎症を抑える・悪化させないために抗炎症作用のある薬や化粧水を使うようにしましょう。抗炎症作用のある薬は薬局に行かなくても、ドラッグストアなどでも買うことが出来ますよ。
ニキビ跡が色素沈着してしまったら?
ニキビ跡は、ニキビを無理矢理潰すことが原因です。特に赤ニキビなどの炎症を起こしているニキビを潰すと、ニキビ跡として残りやすいのです。
ニキビ跡には、紫~赤黒いものと、茶色っぽいものとがあります。これらのニキビ跡の原因は「ヘモグロビン」と「メラニン」です。
ヘモグロビン
ヘモグロビンとは、血液中の赤色色素のことで酸素に触れると、赤色がなくなるのだそうです。これは、炎症を起こしているニキビを潰したときに、真皮の毛細血管まで傷つけてしまったためです。毛細血管がやぶれて出血し、紫色や赤黒い色のニキビ跡として残ってしまうのです。この色の原因は、内出血を起こしたヘモグロビンもいうことですね。
メラニン
メラニンと聞くと紫外線や日焼けを思い浮かべますよね。メラニンは外部刺激からお肌を守る働きをしています。つまり、ニキビの炎症からお肌を守るために、一時的にメラニンが大量生成されるのです。このときにニキビを触ったり潰したりすると、表皮のダメージによって更にメラニンが増えてしまいます。
ターンオーバーが正常ならばニキビ跡として残ることはありませんが、
ターンオーバーが乱れているとメラニンがきちんと排出されずに残ってしまうというわけです。このようなニキビ跡は、酸の力を使って行うケミカルピーリングがおすすめです。古い角質を取るとターンオーバーも促進されますよ。
生理前のニキビ対策
女性の場合、周期的にニキビが出来るという人は少なくありません。だいたい1ヶ月に1度くらいのペースでニキビが出来ていませんか?そして、よくよく振り替えって考えてみると、ニキビが出来るのはいつも生理前ではありませんか?そうなんです、女性は生理前になるとニキビが出来やすくなるのです。
月経周期に合わせてニキビが出来ることから、このニキビは周期ニキビとも呼ばれています。どうして生理前になるとニキビが出来るのでしょうか。それは、ホルモンバランスが大きく関わっているのです。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。このうちプロゲステロンは男性ホルモンと似たような働きをすることで知られています。男性ホルモンは皮脂の分泌を盛んにしますので、プロゲステロンの分泌量が増える生理前は皮脂の分泌量が増えるため、ニキビが出来やすくなるのです。
周期ニキビができやすい人の特徴
このような周期ニキビは、顎やおでこに出来ることが多いようです。しかし、女性が全員生理前にニキビが出来るわけではありません。生理前であってもニキビが出来ない人もいますよね。その違いは何なのでしょうか。
周期ニキビが出来やすい人は、乾燥していることが多いです。乾燥もニキビの原因となりますから、日頃から乾燥対策をしておくことが大切ですよ。
ニキビはかゆいもの?
ニキビが出来てしまったとき、同時にかゆみがあることはありませんか?かゆみを伴うニキビは、大人になってから出来るニキビに多いです。10代で出来る、いわゆる思春期ニキビの場合はかゆみはほとんどないと思います。
かゆみのあるニキビの原因、それは乾燥です。「どうして乾燥してるのにニキビが出来るの?ニキビの原因って皮脂でしょ?乾燥してるんなら皮脂は少ないはずなのに」と思う人もいますよね。
皮脂は、天然のバリアの役割をしています。外からの刺激から肌を守る働きがあるのです。乾燥して肌の水分がなくなると、肌は外からの刺激を受けやすくなります。そのため肌を守ろうと、肌は頑張って皮脂を分泌するのです。
乾燥しているのにニキビができる?
乾燥して水分不足になったお肌の毛穴は、細く弱くなっていきます。その状態で皮脂が分泌されるので、毛穴に皮脂はつまりやすくなりますよね。これが、乾燥しているのにニキビが出来る原因です。
乾燥して角質層の免疫力が低下しているので、ニキビが出来るとかゆみが出てしまうのです。ここで掻くと更にニキビも肌の状態も悪化してしまうので、気を付けてください。肌にうるおいを与え、保湿力の高い化粧品を使うとかゆみを抑えることが出来ますよ。
このような、乾燥しているのにニキビが出来るという肌質を、隠れ乾燥肌または乾燥性脂性肌と呼んでいます。肌の内側は乾燥しているのに表面はべたついているため、皮脂対策をしてしまいがちですが、するべきことは乾燥対策です。ニキビが出来てかゆみがあるときは、迷わず乾燥対策をしましょう。
ニキビが痛いのはなぜ?
ニキビを触ったり押したりしたときに痛みがあるのは、毛穴が炎症を起こしているサインです。初期段階の白ニキビなどでは、痛みは感じません。
ですから、痛みのあるニキビが出来たときは、ニキビの状態はかなり悪化していると思って間違いないでしょう。このような痛みのあるニキビ=炎症のあるニキビは「赤ニキビ」や「黄ニキビ」と呼ばれていて、治すのには長い時間がかかります。このようなニキビは、触ると悪化するので気を付けましょう。
黄ニキビは要注意
特に、最も重症化してしまった黄ニキビの場合は細心の注意が必要です。黄ニキビは、炎症が激しく化膿していて、毛穴の周辺まで炎症が広がっている状態です。皮膚の再生機能が損傷してしまうため、黄ニキビはデコボコしたニキビ跡となってしまうことが多いです。
このようなクレーター状のニキビ跡になってしまうと、個人のケアでキレイに治すことはほぼ不可能です。
お笑い芸人ブラックマヨネーズの吉田さんの肌は、若い頃のニキビが原因だそうです。そのような肌にならないためにも、黄ニキビまで悪化させないことが大切です。痛みのある赤ニキビのときに、きちんとした正しいスキンケアをしてください。
刺激の少ない洗顔料で、やさしく洗顔してください。決してこすらず、泡でなでるように洗いましょう。痛みのあるニキビは炎症していますので、
これ以上炎症がひどくならないように抗炎症作用のある薬や化粧水を使うようにしましょう。保湿をしっかりとして、ビタミンC美容液などを使うのも良いですよ。
ニキビに効く食べ物はある?
わたしたちの肌と食べ物は、とても深い関係にあります。ニキビを悪化させる食べ物もあれば、ニキビに良いとされる食べ物もあります。
ニキビを悪化させる食べ物
脂質や糖分の多いものや刺激物、肉ばかりの食事などです。甘いものやお菓子、ファストフード、脂っこいものなどですね。これらが全てダメというわけではなく、食べ過ぎは良くないということですね。チョコレートを1つ食べたからニキビが悪化する、というわけではありません。しかし食べ過ぎると皮脂の分泌が過剰になってしまいますので気を付けてください。
ニキビに良いとされる食べ物
・ビタミン類
・食物繊維
・亜鉛
の3つです。ビタミン類はフルーツや野菜、食物繊維はさつまいもやバナナなど、亜鉛はチーズやゴマ、納豆などに多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、亜鉛には新陳代謝を活発にしてターンオーバーを正常化する働きがあります。
ニキビが出来てしまったら、これらの食材を積極的に摂るようにしてみてください。
また、ニキビの予防にはビタミンB6やビタミンB2が良いです。牛乳やチーズ、鶏のモモ肉、青魚、レバー、大豆などに多く含まれています。厄介なニキビを繰り返さないためにも、食事には気を付けてましょう。
まとめ
「ニキビがよくできる」「ニキビがいつまでも治らない」そんなニキビの悩みで困っている人は、今までのスキンケアを見直してみましょう。乾燥が原因となっていることが多いですから、保湿を意識することをおすすめしますよ!