こんなに簡単に痩せる方法があった!寝るだけダイエットが成功する睡眠の質とは?

女性にとって、ダイエットは永遠の課題だと言えます。おそらく今までにダイエットをしたことのない人はいないでしょう。痩せるだけでなく、痩せた状態をキープすることもダイエットです。つまり、ダイエットには終わりがないのです。
とはいえ、ダイエットは必ず成功するわけではありません。即効性のあるものほど辛くて挫折しますし、効果がなかなか出ないものも途中でやめてしまいがちです。
そんな続けることが難しいダイエットに、寝るだけでいいとしたら…どう思いますか?私たちは必ず寝るわけですから、寝るだけでダイエットになるなんて素晴らしい!そう思いませんか?ここでは、寝るだけダイエットや睡眠とダイエットの関係についてご紹介します。
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睡眠とダイエットの関係
私たちは、その時間こそ異なりますが、1日のうちで必ず数時間は寝ています。時々徹夜することはあっても、毎日寝ないなんてことはありません。適切な睡眠を確保することで、脂肪の燃焼を促進し、さらに食欲を抑えることができるのです。ダイエットの大敵ともいえる食欲を抑えることができるなんて、なんだかすごいですよね。
睡眠時はレム睡眠のノンレム睡眠を繰り返しているのですが、ダイエットと関係があるのはレム睡眠(浅い睡眠)のほうです。実は、レム睡眠時は起きているときよりもカロリーを消費すると言われているのです。他にもホルモン分泌など、睡眠とダイエットは深い関係にあるんですよ。
睡眠ダイエットのやり方は?
睡眠ダイエットは、寝るだけという手軽さが魅力的ではありますが、ただ寝ればいいというわけではありません。
・毎日7.5時間を目安に睡眠時間を確保する
・質の良い睡眠をとる
最低限、この2つは気を付けましょう。起きる時間から逆算して、寝る時間を決めます。たとえば6時に起きる人は、10時半ということになります。まずはこの時間に寝てみて、目覚めが悪いときは15分ずつずらしていきましょう。
質の良い睡眠を取るためには、14時以降のカフェイン、そして寝る3時間前のアルコールは控えます。朝起きてから15分くらい日光を浴びると、1日すっきりと過ごすことができますよ。
睡眠ダイエットの効果
寝るだけで脂肪の燃焼を促進、食欲を抑えることができるという魔法のようなダイエット。「本当に効果があるの?」と、半信半疑の人が多いのではないでしょうか。確かにダイエットには辛さが隣り合わせですから、ただ寝るだけでいいなんて信じられませんよね。
実はアメリカの実験で、このような臨床結果が出ています。それは、睡眠時間以外同じ生活をしていた人たちが、毎日質の良い睡眠を7.5時間とっていたところ、10週間で体重が1.5kg~8kg減ったそうです。その間、食事制限や特別な運動などはしていません。ただ質の良い睡眠を取るだけで痩せる、というのは本当のことなのです。
また、睡眠時間が7時間以上の人と4時間以下の人を比べると、4時間以下の人のほうが肥満率が73%も高くなるそうです。
・美肌を作る
・血圧を下げる
・血行を促進する
・免疫力を上げる
など、質の良い睡眠はダイエット以外にも様々な良い効果をもたらすことで知られています。
睡眠ダイエットに効果的な時間帯は?
睡眠ダイエットの効果をより発揮するためには、寝る時間帯も重要です。22時~2時までの4時間は、成長ホルモンの分泌が活発なことで知られています。子供の頃、「10時までに寝ると背が伸びる」などと言われたことのある人もいるのではないでしょうか。
この成長ホルモンの効果については後ほど詳しくお話ししますが、ダイエットにも効果的なのです。そのことから、22時~5時までの7時間を睡眠にあてることが最も効果的ではないかと考えられます。
ただ、睡眠ダイエットはたくさん寝ればいいというわけではありません。寝過ぎはNGですし、ぐうたら生活もNGです。メリハリのある生活をすることで、質の良い睡眠を取ることができるのです。
睡眠ダイエットでは昼寝するべき?
睡眠ダイエットの効果は、昼寝では得ることができません。やはり人間は、明るいうちに行動し、暗くなったら寝るというのが昔から染み付いたスタンスだからです。
お昼ご飯を食べたあとは、眠くなりますよね。学生時代、午後の授業は睡魔との戦いだったという人もいるでしょう。食後すぐに長時間昼寝をしてしまうと、肥満の原因になります。なぜなら、食後はホルモンの働きでエネルギーを吸収しやすくなっていて、脂肪がつきやすくなっているからです。
「食べてすぐ寝ると太るよ!」というのは、このことも関係しているのでしょう。その上、昼寝をし過ぎてしまうと夜眠れなくなってしまいます。これでは、質の良い睡眠をとることはできません。
ただ、30分以内の短時間の睡眠ならば問題はありません。夜の睡眠に影響が出ることもありませんし、30分ほどならむしろ脳の働きを活発にすることができると言われています。お昼ご飯のあとにどうしても眠くなったときは、少しだけ寝るのもいいかもしれませんね。
睡眠ダイエットとホルモンの関係
睡眠ダイエットには、様々なホルモンが関係しています。先ほどちょこっと出てきた成長ホルモンも、睡眠ダイエットと関係のあるホルモンの1つです。ここでは、睡眠ダイエットに効果のあるホルモンをご紹介します。
成長ホルモン
身長を伸ばすというイメージのあるホルモンですが、成長ホルモンには筋肉を増やして体脂肪を減らす働きがあります。
レプチン
食欲を抑えるホルモンです。起きている時間が長いと、分泌量は少なくなります。
グレリン
レプチンと対になっているホルモンで、食欲を増加させる働きがあります。睡眠不足時に分泌量が増えます。夜中まで起きているとおなかがすくのは、グレリンが増えてレプチンが減るためなのです。
それから、コルチゾールというホルモンも睡眠ダイエットには大きく関係しています。コルチゾールについては、次の項目で詳しく説明しましょう。これらの、いわゆる痩せホルモンの分泌によって、睡眠ダイエットは成立しているのです。
睡眠ダイエットに欠かせないコルチゾールとは?
コルチゾールは、ストレスホルモンと呼ばれています。一般的にあまり良くないイメージのあるコルチゾールですが、実は起きているときと寝ているときで働きが異なるという特徴を持っています。
起きているときには、強いストレスを感じることで分泌量が増えます。すると基礎代謝を下げてしまうので、ダイエットには良くないイメージがあります。
しかし寝ているときには基礎代謝を下げるという働きは抑制されます。それどころか、エネルギーの代謝を促進し、体脂肪を分解してくれるというから驚きです。
コルチゾールは、寝ている間、特に深夜2時~4時の間に多く分泌されることが分かっています。この時間帯に寝ていることで、コルチゾールのダイエット効果を存分に得ることができるでしょう。
睡眠ダイエットとサプリメント
ダイエットにサプリメントを用いるという人は少なくないと思います。睡眠ダイエットは寝るだけという非常に簡単なダイエットですが、なかにはなかなか眠れないという人もいますよね。
・寝付きが悪い
・寝ても疲れが取れない
・夜中に目が覚める
などの自覚症状がある人は、質の良い睡眠が取れていない可能性が高いです。とはいえ、質の良い睡眠というのは、意識すればするほど難しくなります。なぜなら、「寝なくちゃいけない」と思うことがストレスになってしまうからです。
ストレスがあると質の良い睡眠とはかけ離れていくばかりですね。そこで、ストレスをなくしてリラックスさせる効果のあるサプリメントを使ってみるのも、1つの方法だと言えます。
サプリメントは健康食品なので副作用はありませんし、睡眠を促すサプリはリラックスできるハーブが主成分のものが多いです。「サプリを飲んだから今日は寝れるはず」と思うことで、寝ることに対するストレスをなくすこともできるでしょう。
まとめ
寝るだけという超手軽な睡眠ダイエットについてお話ししてきました。いかがでしたか?
睡眠ダイエットの効果をしっかり得るためには、質の良い睡眠とメリハリのある生活が重要だということが、お分かり頂けたと思います。忙しい現代人にとって7時間の睡眠を確保することは難しいかもしれません。しかし、ゲームをしたりスマホをいじって夜更かしをしている人は、正直もったいないです。できるだけ早く寝ることを心がけ、健康にも良い生活をしていきましょう。