眠くならない方法教えて!日中の眠気を簡単に解消する方法とは?

お昼ご飯のあと、無性に眠くなって困ったという経験は、おそらく誰にでもあると思います。学生の頃、午後の授業は睡魔との戦いだったのではありませんか?
「午後は眠くて仕事にならない」「午後イチで大事な会議があるのにどうしよう!」と、困っている人もいるでしょう。そもそも、どうして午後、主に食後に眠くなるのでしょうか。ここでは食後に眠くなる原因や、昼間の眠気の解消法についてご紹介します。
Contents
食後の眠気の原因は?
お昼ご飯のあとに眠気がやってくる原因は2つあります。
・食べ過ぎ
・一時的な低血糖
考えられる原因はこの2つです。くわしく見ていきましょう。
まずは食べ過ぎについてですが、おなかいっぱいなるまで食べると、消化するために消化器官に血液が集中します。消化を強化するためには、たくさんのエネルギーや熱を使うのです。エネルギーや熱の量には限りがありますから、消化器官にたくさん回す分、脳に回す分は少なくなってしまいます。脳の活動がゆるやかになるため、眠気がやってくるわけです。
次の一時的な低血糖ですが、糖尿病の人に限ってのことではありません。炭水化物を大量に食べると、血糖値は急激に上昇します。すると血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されるのですが、血糖値が急上昇したために分泌されすぎてしまうのです。ガッと上がってガッと下がるこの過程が、一時的な低血糖を引き起こすわけです。
食後に眠気がくる主な原因は、この2つのどちらかであるといっていいでしょう。
食後の眠気の対策
では、食後の眠気の対策をご紹介しましょう。先ほどお話しした原因について、それぞれに合った対策をご紹介しますね。
・食べ過ぎによる眠気
眠気の原因が食べ過ぎなわけですから、当然食べ過ぎないようにすればいいのです。食事は腹八分目を心がけましょう。健康の観点からも、食事を腹八分目で抑えることは望ましいとされていますよね。また、ゆっくり良く噛んで食べることでも食べ過ぎを防ぐことができます。食事と一緒に水分をたくさん摂ってしまうと、胃液が薄まってしまうので気を付けましょう。
・一時的な低血糖による眠気
こちらの場合は、食べ方を変えてみましょう。炭水化物のみの食事はNGです。ラーメンとチャーハン、うどんとパンなどの組み合わせで食べていませんか?日本人は炭水化物が好きな人が多いので、つい無意識のうちに炭水化物ばかりを食べていることも少なくありません。意識して野菜を摂るようにしましょう。
また、眠いときには寝てしまうのも対策方法の1つです。え?と思うかもしれませんが、15分ほどの昼寝は脳の働きを良くするためにも効果的なんですよ。つい寝すぎないように、アラームをかけるのを忘れずに。
眠気解消法「ツボ」
ここからは、昼間の眠気を解消するための方法をご紹介していきます。まず、簡単で即効性があるのがツボを刺激するというもの。ツボを刺激するときには、ゆっくり強めに5秒→力をゆるめて3秒→強めに5秒、を1サイクルとして行います。眠気というのは脳への血液が少なくなることで起こりますから、脳への血液を促進することのできるツボをご紹介します。
・百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんにあります。左右の耳を結んだラインと、頭の中心のラインが交わるところにあります。
・風池(ふうち)
首の後ろ、髪の毛の生え際にあります。真ん中より若干左右にずれたところに2ヶ所あります。
・労宮(ろうきゅう)
手のひらの中央にあります。上半身の血流を良くする効果があります。
これらのツボは、親指で刺激すると良いでしょう。特に百会と風池は、交互に刺激するとより血行促進の効果が高まると言われています。
眠気解消法「ストレッチ」
適度に体を動かすことは、脳への血流を促進することができます。目をぎゅっと3秒ほど閉じて大きく見開いてみてください。目の回りというのは多くの筋肉や血管が集まっています。閉じたり見開いたりを繰り返すことで、目元の血液循環が良くなりますよ。
また、椅子から立って腕を前後に動かすストレッチも効果的です。腕を動かすことは、脳への刺激となるんですよ。ストレッチをするとき、普段なら腹式呼吸で行ってみましょう。そして眠気を解消するためのストレッチの場合は、あえて胸式呼吸を心がけてみてください。胸式呼吸をすると交感神経が刺激され、眠気を冷ますことができるのです。
眠気解消法「食べ物」
眠気を解消する効果のある食べ物には、どんなものがあるのでしょうか。おすすめ度No.1はチョコレートです。疲労回復にも効果的だと言われるチョコレートは、眠気解消効果も抜群なんですよ。
・テオブロミン
・エンドルフィン
・フラバノール
・アナニダミド
・トリプトファン
これらは、チョコレートに含まれる眠気解消に効果的な成分です。テオブロミンは中枢神経を覚醒させる効果、エンドルフィンは気分高揚、フラバノールは血流改善、アナニダミドは疲労回復、トリプトファンは幸せホルモンでもあるセロトニンの分泌を促す働きがあります。もちろんカフェインも含みますから、まさにチョコレートは眠気解消に抜群の食べ物だと言えるでしょう。
他にも、しっかりと噛むものや中枢神経を興奮させるカプサイシンを含む唐辛子などもおすすめです。
眠気解消法「飲み物」
眠気を解消できる飲み物といえば、誰もが思い浮かべるのはコーヒーでしょう。定番飲み物であるコーヒーは、含まれるカフェインが睡眠物質であるアデノシンの働きを抑制するため眠気を解消することができます。ただ、カフェインの含有量からすると、眠気解消のためにはコーヒー3杯は必要になるでしょう。
市販の飲み物にも、眠気解消できるものはたくさんあります。「めさまし太郎」はカフェインをなんと200mgも含有しています。このカフェイン量は他と比べても圧倒的です。「眠眠打破」も眠気覚ましとしては有名ですよね。スーパーやドラッグストアで買うことができます。いざというときのために用意しておくのもいいかもしれませんね。
眠気解消法「アロマ」
リラックスして眠気を誘うイメージのあるアロマも、眠気解消に効果的です。香りというのはダイレクトに脳に届くので、むしろ飲み物などより即効性があるんですよ。
神経に働いて頭をすっきりさせるペパーミントや、集中力を刺激するユーカリ、意識をクリアにするミルラなどの香りがおすすめです。会社ではティッシュやハンカチに数滴垂らして、香りを嗅ぐといいでしょう。
眠気解消法「サプリ」
今、手軽に栄養素を補えるサプリメントはとても人気があります。特定の目的のため(ダイエットなど)にサプリを飲んでいる人も少なくありませんよね。眠気を解消することのできるサプリメントはあるのでしょうか。
眠気というのは、セロトニン不足から引き起こされると言われています。セロトニンは不規則な生活をして体内時計が狂うことで分泌が少なくなります。このセロトニンを含むサプリや、クエン酸、ビタミンB群、タウリン、アミノ酸のサプリがおすすめです。カフェインを含むサプリもあるのですが、カフェインは常用すると慣れてしまうのでここぞというときのみ服用するようにしましょう。
眠気解消法「薬」
実は、眠気を解消する薬というのがあります。ドラッグストアに売っているものをご紹介しますね。
エスタロンモカ錠は24錠で400円ほどと、かなりお財布にやさしい薬です。1錠にカフェインを100mg含んでいて、1日3回まで服用してOKです。同じシリーズのドリンクタイプ、エスタロンモカ内服液というのもあります。ただ、どちらもカフェインを含むので、常用は禁止です。
まとめ
昼間の眠気を解消する方法をご紹介してきました。いかがでしたか?どうしても眠気に勝たなければならないとき、ここで紹介した方法を試してみてくださいね。